最悪の旅 ワークショップ

第二回ゼミで最悪の旅とはどんな旅かグループで考えてみました。

私のグループの考える最悪の旅はコロナが日本に来た時問題となった船で暮らさざるを得なくなってしまったという状況を元に考えたものでした。私たちは自分自身がこうなったら最悪だという考え方でずっと最悪の旅というものを考えていましたが本当に最悪というのがなんなのか、旅をする人の家族や友達の視点で考えるとそっちの方が悪い状況になるのではないかという考え方もあり、そういう視点もあるかと驚きました。

その後、こういった最悪の旅における状況について、違う視点で捉え直すリフレーミングをやってみました。最初は船に医務室をつけてみるといったことや食料を蓄えられる大きな倉庫を作るといったいったものでした。しかし、これはあくまで対策であって捉え直しになっているのかと疑問に思いました。そこで私は長く船に滞在させられるというのは確かに悪い状況ではあるけど、逆に船に滞在したくなるようにしてしまえばいいんじゃないかと提案してみました。すると、部屋を家のようにしてみるのもいいんじゃないかという意見が出たりして面白いなと思いました。また、食料についてもわざわざ船に運ぶよりも船で作る、養殖するということができたらいいのではないかという意見もあり、これが捉え方を変えてみるということなんだとしっくりきました。

最悪の旅については、最悪をただ並べただけのストーリーにせずもっと深く掘り込んでどう最悪なのか考えられたらよかったなと思いました。そこがしっかり見えてくるとより消費者のためになるアイデアが浮かんでくると思いました。

ここで、私が考える最悪の旅を作ってみました。5w1hをあまり気にせずに考えました。 3泊4日の修学旅行で1日目、ミュージアムのような施設を周ったり外を歩いてガイドさんの話を聞いたりするようなツアー。とても気温が高く日差しも強くて暑いなかいろんなところを歩き回る。2日目、午後からは自由行動の時間。天気もよくわくわくした午前中の時間を過ごし、いざ自由行動。しかし、突然の大雨。あまり楽しむことが出来なかった。そして3日目、この日は午前中から自由時間でテーマパークで友達と遊ぶ予定だった。しかし朝から体調が悪く熱を計ると38度の熱があった。結局友達より先に帰らないと行けなくなってしまった。 このストーリーからリフレーミングをしてみました。  1日目のツアーのところから私は体験型のミュージアムというものを考えてみました。 修学旅行といえば行くのは学生。つい数年前まで高校生だった私にはミュージアムのような真面目なことを学ぶ施設というのはどうしても退屈だったりしてしまうものだということはよく分かります。つい先日までアメリカにいましたがたくさんのミュージアムを回りましたがやはり大学生になった今でも退屈してしまいました。それは恐らくミュージアムで紹介されているような出来事が身近に感じられず、感心を持ちにくいからです。そこで、少しでも身近に感じてもらえるようにVRを用いてその時の悲惨な状況だったりをよりリアルに感じられるようにします。VRというと私の中ではゴーグルのようなものをはめて見るというようなイメージですが、私の考える体験型ミュージアムは部屋1室全体をVR空間にしてまるで自分がそこにいるかのような経験をさせるというようなものです。少し過激すぎてちょっとした悪影響なんかもあったりするかもしれませんが、退屈はしないと思います。またこれも私の勝手なイメージの話ですがVRは楽しいアトラクションのようなものの体験や高いところにいる恐怖の体験といったイメージが強いです。VRが学びに使われたらいいことだと私は思います。もう実際にこのような施設はあるような気がしますが、少なくとも今まで見たことはないです。 1人でこうして考えてみると、やはりまだ深い感じはしない気がします。またリフレーミングも難しかったです。ゼミの時体験したようにグループでやると他の人の意見から違う発想にとべたりして、よかったなと感じます。でもこうして捉え方を変えて新しい発想に至れるリフレーミングはとても私にとって面白かったです。